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とある10月の恐怖

心霊現象とか霊感とか言うものとは何の関わりもない私。
ですが、そういうものと関わっちゃってるらしい人と知り合いだったりはします。

見えちゃう感じちゃうと自他共に認めるその人は、絵や立体を芸術する方でもあり、確かに独特の雰囲気を持っている。
何より美人。もうね、すごい美人。

ある年、彼女主催でハロウィンにコスプレ鍋会という企画がありました。
会場は彼女がアトリエとしている6畳くらいの畳の部屋。
お世辞にも「おしゃれ」とは言えない、普通の風呂無しアパート。
各々制服だのキグルミだのどっから持ってきたんだってなわけわかんない格好をした女友達とさんざん鍋を食べている時そう言えばと思い出した。

「この部屋でしたっけ?いろんなのが集まっちゃてる部屋って」
「そうそう。時々いたずらするよ」
「へー。」

ハサミで食材を切る豪快な鍋とにぎやかな格好のインパクトが、強くて普段の会話と同じトーンで話す。
というか何も起きないし。こわくない。
そっかそっか。やっぱ私にゃそういうのは分かんないなと。

私は鍋会後バイトだったので、早めに部屋を出る事になった。
またねと挨拶して玄関の鍵を開ける。
荷物を抱えなおしてドアノブを回したその時

ガチャドン

ドアが開かなかった。
あれ?私鍵閉めちゃった?

「これって鍵しまってます?」
「いや開いてるよ。もう一回ドア開けてみたら?」

ガチャリ
今度はドアが開いた。

うん?なんだったんだ?まぁいいやバイトバイト。

で、翌年。
だいたい同じようなメンバーで集まり、だいたい同じように豪快な鍋を食べ楽しく過ごし
同じように私だけ先に帰ることになった。
またねと挨拶して玄関の鍵を開け、靴を履きなおしドアノブを回したその時

ガチャドン

ドア、開かなかった。いやいやそんなハズは。
私はもう一度ドアノブを回す。

ガチャドン

落ち着け鍵だろ。きっと開けたつもりが閉めたんだ。
鍵を逆に回しもう一度チャレンジ。

ガチャドン

「こえーよー!あかねーよー!」

半泣きの私のもとに駆け寄る彼女。
鍵を開けドアノブを回しするするとドアを開けてこう言った。

「きっと帰って欲しくないんだよ」

・・・・・・・だからこえーってぇぇ!!

Comment

こわっ!

なんだか普通に読んでて、普通な話に見える中、怖っ!って感じました。

霊感ある人って、我々とは異なる感性なんだと思います。

ムーミンさんへ

ね、地味にこわくなってきますでしょ?
その人は作品にも雰囲気があって素敵な方です。
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プロフィール

成

  • Author:成
  • 1981年生まれ
    福島県出身
    射手座
    B型
    末っ子
    丸い女
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