もう他人とは言わせない

今日、小原さんと帰るタイミングが一緒になった。
普段電車に乗らない私には非常に珍しい二人組みだ。

というか、電夏の誰ともそうそう二人きりにはならない。



なんとなく思い出す。
数年前の出来事。


電夏に関わるようになって4年?くらい?よく覚えてないけどそのくらいたつ。
大学を卒業して一年目。

私は自分の感じた「面白さ」を信じて電夏に単身乗り込む。

唯一知人らしき道井さんもバイト先で数ヶ月前になんとなく名前を知っただけでまぁ他人だ。
公演チラシを受け取る際に小声で「あ、はい。」と何を了解したのかもよく分からない曖昧な返事をしただけで、どうやって連絡先を仕入れたかもフワフワしてる。


その道井さんからワークショップの連絡が来た。
参加費を払ってくれるなら誰でもいい劇団と、ワークショップに出られるなら何でも出たい私の、なさそうでひどくありきたりな出会い。


周りはみんなちょっと年上。
まともに演劇に関わったことのない私には新鮮すぎる現場。

みんな仲が大変よろしい様子で、それぞれの芝居に盛大にウケてそれはそれは盛り上がる。



・・・・・そうか。

今私はアウェイなんだな。
アウェイならあれだ。
もうなんでもいいや。
どうせもう二度と会わないだろ。
だったら思いついたこと全部やろう。
とにかくやりたいことは全部やって帰ろう。





さらに数ヶ月後、私は電夏の稽古場に通っていた。
もう二度と会わないと決めてかかった全員がそこにいる。


やべーな。
想定外。


出すものも出して体内が空っぽだった私にはじめて接触してくれたのが小原さんだった。
特に言葉のない小原さん特有のスキンシップ。
初対面か、よほど心を許していない限り出ないあの「小原ンシップ」。
私の体内に、何となくやれそうな気分が沸き起こる。


あの小原ンシップ、4年前は私にも一瞬むかっていたんだなぁ。


二人で新宿までの電車内。
4年の月日は私たちなりの関係を築いてくれていたのだと自覚する夜。


だって、フリスクとか分け合っちゃって、なんかもう仲良しだもの。

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おぃおぃ。

涙がでる話じゃねぇか。

主宰さんへ

泣くがいいさ。
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プロフィール

成

  • Author:成
  • 1981年生まれ
    福島県出身
    射手座
    B型
    末っ子
    丸い女
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