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【なしおの学校】『七人の侍』編

『七人の侍』
1954年 日本
監督:黒澤明
製作:本木莊二郎
脚本:黒澤明/橋本忍/小国英雄
撮影:中井朝一
音楽:早坂文雄
出演:志村喬/三船敏郎/木村功/宮口精二/加藤大介/千秋実/稲場義男


世界の黒澤。

そのあまりの名声っぷりに尻込みしてしまうというか、圧倒的な支持率とチラッとテレビに映るシーンがおそろしく重厚で、どうしても食わず嫌いセンサーにビンビン反応してしまいこの年齢になるまで手をつけられなかった。

でもここは学校。
この目で確かめねば。

という訳で、一番聞いたことがあって一番とっつきにくかった「七人の侍」を見てみた。
万が一ギブアップした時の為、前回素晴らしい出会いをしたチャップリンの別の映画も片手に持って。


最初は少しつらかった。
ライトさの欠片も無く初っ端から馴染み難い濃厚な空気。
百姓がひとところに集まり突っ伏して号泣。
「ノブセリ」の恐怖におののいているわけです。
いきなりこの緊張感。ついて行けるか不安がよぎる。

何より、私が時代劇を見られない原因の一つ。
単語が頭で漢字変換できない。
今テレビでやっている時代劇なんかはすっかりわかりやすい言葉ばかりで見やすいですが、黒澤さんはそんなことしてくれない。
さっきから彼らが連呼する「ノブセリ」とは何ぞや。
いや分かる、分かるんだよ、冒頭に出てきた荒くれ者たちの事なのだろうということは。
でも「ノブセリ」以外にも時折何を言っているのか聞き取れず巻き戻したい衝動を抑えきれなくなってくる。

ここで「字幕」の存在を発見。
日本語を聞きながら日本語字幕のメニューがあるこの斬新な映画鑑賞。
イケる!
これで現代っ子なしおも黒澤時代劇が見られる!!

その後はストレス無く言葉も理解し、なれた頃には字幕もオフ。
終盤あたりにはすっかり食わず嫌いを克服し、世界の黒澤マジックに心酔しました。

途中泣きましたもの。
「平八ぃぃぃぃぃぃぃ!!!」っつって。

久蔵撃たれた時思わず声出たよね。
「まじでぇぇ!?」っつって。



また聞き及んではいたけれども、あの戦闘シーンのすさまじさたるや。
本当にこの撮影時誰か死んでるんじゃないかと思うよ。
命かけなきゃ撮れないよね、こんな映像。
馬に乗ってる世界のミフネさんも、ずば抜けた身体能力でもって乗りこなしてるけど、あれ絶対あぶないよね。
驚いたのは最終戦闘日の朝のシーン役者さんの息が白かったこと。
これもしかして真冬に撮ってるの?
超過酷。
よくできたなこんな事。
それに、着物とかメイクとかセットとか各小道具とか。
そのすべてが抜かりなくて良い。

圧巻の時間でした。



モノクロ映画を続けて見て感じたこと。
モノクロの映像ってお風呂入ってない時の「テカリ」とか「汚れ」感がカラーよりもリアルだね。
森の緑もよく分かる。

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プロフィール

成

  • Author:成
  • 1981年生まれ
    福島県出身
    射手座
    B型
    末っ子
    丸い女
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