今も肩こりはなおらない

「セリフを言う時肩に力が入っている」と指摘された事がある。
今でも改善されたとは思わないけど、指摘された時よりはだいぶマシになってきたと思う。

「肩に力が入ってる」が体のこわばりだけの問題でない事に気づいて、
あぁ肩に力が入ってるなぁと自覚できるようになるだけでも、けっこうな時間がかかりました。


まず私は役の感情を深めようとしました。
もっともっと心底思い込もう、集中しよう。
でもやればやるほど力んでるといわれる。
次は言葉の通り「肩の力」をぬこうと奮闘しました。
体を動きを柔らかく柔らかく。
これもあっという間に行き止まり。
どうやらこういうことじゃないらしい。
今度はセリフを出来るだけ普段の会話のレベルで発しました。
音量を下げ、抑揚をなくし・・・・・
あはは、全然うまくいかない。

ここでひとつ気づいた事が。
人の稽古をドア越しに音だけ聞いていると、それがセリフなのかただの雑談なのかすぐ分かります。
上手な人たちが現実の会話に近づけるとだいぶ判別しにくくはなりますが、
それでも「セリフのやりとり」なのか否かは分かります。

つまり「セリフ」はセリフ然としていていいんだという事。
「セリフ」が現実に近すぎると見にくいし分かりづらい。


現実にすると見えないし、つくろうとしても見えない。



私はずっとずっと考えて、今も考え中なんだけど。


留まらない、という事。
選択の自由さと俊敏さ、という事。


どうやらそれが「肩の力を抜く」って事のようです。
説明はまた今度。
思い出した時にでも。

私はまた帰りたい。

共演者の方のファンの方々が私のブログをのぞいて浪江の話をしてくれる。
そういうつながりを感じられる時ネットって素敵って思います。
ツイッターでも「リンクしました」と言ってくださった方もいた。
ありがとうございます。



「あれから1年」というニュースが流れるのももうすぐです。
必死に一日を過ごしているうち春夏秋そして冬を越そうかとしています。




震災で起きた悲惨な事実を忘れないでいて欲しいわけじゃない。
今でもこれからも、それでも、生きている人間がいるのだという事を、時々思い出して欲しいです。










今日は稽古お休み。
天気もいいし、洗濯をしています。

帰宅。の読み方。

浪江への帰宅をその1からその7まで書きました。
いっぺんにのせたら携帯で見られなかったから分けました。

道順に書いたので良かったらその1から開いてみてください。

主に佐藤家内部の様子です。
あんまり社会性のないブログでごめんなさいね。

帰宅その7。

自宅以外車を降りませんでした。
自分自身の将来の事も考えて、そこらを散歩してくるとはとても言えなかった。

自宅に残ったものの中で、優先的に取り出したいのは両親の生活に必要な調理関係のもの。
母は持ち出すものリストにアルバムを入れていましたが、もともと片付けの手が回っていないものだった上に地震と長期ほっぽらかしでどこにあるか分からず。
今回はまだ浪江に入っていない私や兄達を連れて行く意味もあって業者さんは手配しなかったので、アルバムはまた今度ってことになりました。


避難区域に入ってから出るまで2時間半くらいの道のり。
どこかに留まって考える暇もない強行軍です。

私は、長期帰れないことによって起こった被害を写真に残すカメラ係りを仰せつかったので、自分の目よりもファインダーを見るのに必死。
しかも兄3のビデオとカメラ、自分の携帯、計4つの機器を次々に撮り続けるという状態。
見せてくれ。
私にも生で見せてくれ。
浪江町に入って浪江町を直で見て浪江町をおもうのはまたいつかに持ち越しです。
特に棚塩や幾世橋。
一番記憶が多い場所。
今度はそこに行こう。


両親はすでに数回浪江に入っていますが、行く度に老けていくと母が父を笑い父が母を笑っていました。


避難区域に住んでいた方々の一部には「帰れる日までお互い頑張りましょう」という人がいます。

専門的知識を持つ人や被曝にナーバスな人にすればそれは馬鹿馬鹿しい程有り得ない話で、出来る限りもといた場所に戻りたい人にすればそれこそが生きる支えで、そしてどちらの考えにも偏らず迷い困っている人が大半で。






最後は

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請戸に立ってた標識。

帰宅その6。

そろそろ戻りましょう。
浪江を出ます。
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まだ「原発から3キロ圏内」。
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6号線。大熊のとこらへん、かな。
整備されきれいに見えますが、ここはこんなくだり道ではなかったのです。
えぐれたところを整備したあと。
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新しい電気屋さん。
大型で新店舗で新商品がどんどん用意されていた時の震災。
ガラスを壊され商品は盗まれたそうです。
人間って狂ってる。
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Jヴィレッジに戻ってきました。
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中へ。
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どんどん中へ。
ここには人がたくさんいます。
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車もたくさん。
みんな原発の為に働く人です。


帰りは持ち出すものも人間も線量をはかられます。
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この後すぐ防護服の人に「撮影禁止」と言われました。
防護服と言っても首から上は出ていて、皆さんマスクのみ。
私たちがつけていたマスクや手袋なども希望があれば処分してくれるそうです。
線量の計測はささっと簡単。
問題なければ数分で出られます。


帰宅終了。

帰宅その5。

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津波が来たところです。
いきなり海沿いのマリンパークが見える。
ありえねぇ。

ここは手前が広ーく田んぼで、その向こうが棚塩、右奥が請戸。
田んぼ部分は畦道が分からないくらいに草が茂っていて、棚塩請戸は見る影もありません。
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この道長いのよ。
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ずーっとの直線を走ると分かれ道。
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右折します。
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請戸川。
芋煮会をした川ぞいはもう分かりませんね。




請戸を見ました。
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残っている家もありますが中身はなくなっています。
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請戸小学校。
校庭に瓦礫がつまれています。
1階部分を越える高さです。
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漁港の・・・残った部分。
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使えそうな船は底がふかしてあります。
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無くなった家並みと青空。
瓦礫と青空。
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見えるかな。
原発の煙突。
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帰宅その4。

自宅での作業を終え、町を見に行く事に。
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自宅裏の道。
道もね、人が通らないと荒れていくもので。
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よくゴンを散歩させた道。
写真には撮れてないけど道や橋がぼこぼこなんだ。
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近くのお墓。
墓石もたくさん倒れてる。
これからお墓の問題とかも出てくるんだろうな。
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254号線を請戸に向けて。
6号線の手前です。
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きっちり建物はたってるけど人っ子一人いないのよ。
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おお。
6号線の交差点。
久しぶり。
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6号線を渡って。
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子供の頃文房具を買いに来た商店。
左手のブロックからは手入れされず伸びてきている草やらが。
ここを右手に行くと東中学校。
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橋を渡ります。
写真下側が砂利なのが分かりますか?
整備されているんですね、通れるように。
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ここは私が幾世橋小学校に通った道。
右側に憧れの先輩の自宅がってこんなこと書かなくていいやな。

とにかくこの道は私の小学校の学区内なので、知っている人の家が多い。
ひころちゃんち、ひろみちゃんち、ともひろくんち、さとみちゃんち、ゆきみちゃんち。
そして

帰宅その3。

これ以降冷蔵庫内の写真です。
あんまりひどく見えないのをのせますね。



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すごいにおいなんだこれが。
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生肉とか。
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問題はここ。
これは3畳くらいの広さのある大きな冷蔵庫の中です。
予約が立て込んでいたので食料品でいっぱい。
アップの写真はさすがにのせられない。
すごいの。
もうね、ほんとすごいのよ。
食品が腐る過程には「溶ける」ってのがあるね。
それだけは言っておこうか。


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自宅の2階部分です。
もちろん家屋内でも靴は脱がないので土足で作業します。
丹精込めてお掃除していた畳とかを土足で踏み込む違和感たるや。
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猫が食い荒らしたもの。
人のいない家屋に閉じ込められ、一ヶ月近く猫だけで過ごした場所です。
よく生きててくれたね。

帰宅その2。

浪江に入ります。
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ここは浪江のメインストリート。
倒れたものは倒れたままに。
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コンビニやガソリンスタンドは田舎でも必ず人がいる場所だっただけに、「人がいない」がよく分かります。


我が家だ。
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ただいま。
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荒れてる。
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荒れてるパート2。
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勝手口侵入できず。
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震災の夜は予約で満席予定だったので、部屋がそのままです。
懸念していた「におい」はさほど感じず。
まぁマスク何重にもしてるしね。
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落ちたものは落ちたままにしとかないと今後の地震で壊れるってこともありますから。
あ、剣道してたのは兄2と兄3。
思い出の品です。
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兄3作業中。
我々の格好はこんな感じ。
かなり軽装でしょ。
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枯れるね。そりゃ枯れるよ。
植物好きの母はがっかりです。
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人の営みがなされないものは何でもかんでも傷んでいきます。
このフライパンでおいしいもの作ってたなんて信じらんない。
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ここは倉庫。
ぎりぎりの状態の棚。
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持ち出しが許可されているものとされていないものとがあり、食品は全部ダメ。
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ここらへんは地震で落ちてきたまんまですね。
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父作業中。
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みんなで話し合い中。

帰宅その1。

帰りました。
この記事は史上最高に長くなる。
だって写真がいっぱいなんだもの。

いわき市湯本町から高速にのって出発。
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事前に役所から「計測を開始してから終了するまでどのくらい蓄積したか」をはかれるものと、「物体そのものがどのくらいの線量かをはかれる」計測器を借りられるらしいのですが、今現在は土日がきっちりお休みらしく平日に借り損ねた私たちは簡易的な計測器のみを持って出かけました。
なんと心もとない。
でもすでに何度も立ち入りをしている両親は、まぁいいかってなもんです。
じゃあまぁいいか。

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高速を降りてJヴィレッジ到着。
ここらあたりから避難区域です。
想像よりずっと簡単な検問。
ちょっと前までは免許証の提示すらしなかったそうですが、今回は免許証を提示しさらっと終了。

持って行った計測器はマイクロシーベルトで9.99まで表示されます。
両親が住んでいる地域は0.01から0.20くらいですかね。
行きの道の計測器はこんなふうでした。
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だんだんと・・・
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上がりますね。
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まだまだ・・・
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上がるんです。
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ときどき下がったりもするけど。
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まぁ上がる上がる。
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で、振りきった。
これはちょうど第一原発を横切るあたりです。
ちゃんとした計測器を持っていた時の話を聞くと、この区間だけ400倍くらいに跳ね上がるんだそうで。
時速70キロで走ってだいたい5分くらいでしょうか。
簡易計測器は振り切り続けてました。
知識はないのに数字だけ見ていると恐怖感は煽られるものです。

明日予想図

町に入る前にどんなことがあるのかな。
防護服の人が防護の向こうから注意事項とか言うのかな。
道の途中で計測器の数字が上下して生きた心地もしないのかな。
家はどんなふうかな。
見た目変わんなくて拍子抜けするかな。
引き戸を開けたらひどいにおいがするかな。
冷蔵庫の中のもの全部腐ってるもんね。
2階はどんなかな。
片づけてないからぐちゃぐちゃかな。
お父さんの布団もお母さんの布団もさっき起きてきたみたいにそのまんまかな。
アルバムとかトロフィとか通信簿とか、必要ないけど不必要じゃないものは持ち出さないでおくのだろうけど、いつか取りに行くことになるのかな。
それも出来ない家をなくした友達を思い出してそんなことどうでもいいって思うかな。
裏の小さい畑はどうかな。
桜の木はどうかな。
駅前はどうなってるかな。
十日町市の道にサンプラザにパチンコ屋に仲良くなったCD屋さんや、時々行った雑貨屋にゴンを散歩させた川沿い。
国道より海側は見たくないな。
途中から突然消える町。
毎年走るのが嫌だったマラソン大会の道。
芋煮会の川。
酒井んち。
ひとみちゃんち。
せいこちゃんちはどこらへんだっけ。
あと、ともみちゃんち。
みかんのうちは行ったことあったかな。
あ、確かながぬま先生のうちがあそこらへんに。
花火大会の浜。
マリンパーク。
防波堤。自販機。電信柱。







明日浪江町に帰ります。

深まるか誤解

「なしおさん、一人暮らしなんですか?」
「同居してます」
「彼氏ですか?」
「女友達です」

という会話がここ1・2年多くなってきている。
まぁそうでしょ。
いい歳もいい歳な女性が、一緒に住んでるっつったら同棲でしょう。
だからいちいち説明が必要なんだ。


で、

おそらく、いや、まぁまず間違いなく私の考え過ぎとは思うんだけども。
最近、あれ?私恋人と暮らしてると思われてない?と感じる事がある。

それはつまり、同居人が女性と知っていながらという意味で。
友人との会話のほんの少しの語尾に、
下の部屋の佐藤さんとのあいさつのちょっとした表情に。

分かってる深読みすぎ。
自意識過剰すぎ。


しかしちょっと待って。
私と同居子ちゃんを恋人同士と思ってる方がいたら、いろんな意味でドキドキしちゃうから、
いや、決して同居子ちゃんにときめくということではなく、
というかまぁ、どう思われててもいいっちゃぁいいんだけど、
とにかくここで小さくカミングアウトするよ。



私は男好きです。




・・・・なんだこれ。

活字にするとなんか。
これはこれで伝えたかった事とズレが・・・・・
なんか・・・・・まぁもういいか。
誰も知ったこっちゃねーだろ。

1日が24時間じゃ足りない、くらい言ってみたい。

興味を持つってことに関して、自分を振り返ると本当にがっかり。
とにかくありとあらゆるものをスルーする。


能力の欠如を痛感するのが、旅行。



例え大した遠出でなくとも、例え日帰りだろうとも、興味センサーがビンビンに働く人はビッシリ楽しんでくる。

よくもまぁ次々と行動プランを思いつくもんだ、と。




私のセンサーは製造年月日が錆び付いて読めないくらいに使えないもんで、
家を飛び出したはいいけど家に帰るまで「家に帰りたい」って思ってるもん。


あぁ、興味を持ちたい。

上京中。


さてさて、帰省終了。



ラスト日だった今日は、両親の店になんとあの方がご夫婦で立ち寄って下さいまして。
両親ともどもテンション上がっちゃって大変でした。

皆さんも常磐方面にいらっしゃいましたらご来店下さいませ!

温泉大好き


これはいわき市湯本町のとある場所に大量に落ちている銀杏です。


毎年近所の人が争って拾うからこんなに落ちていることはないんだそうで。


うーん。2012年。
どうなる。2012年。



というわけで、あけましておめでとうございます。

私はここ湯本町で、起きて買い物してだらだらと手伝いして温泉入って酒飲んで寝ています。


明日はいよいよ店の仕事はじめなのでね。
お手伝いにも熱が入るってもんです。



湯本町の温泉はねー、いいよ。
お湯が優しいよ。
小学生以降入ったことなかったから分かってなかったー。
みんなおいでよ湯本温泉!
プロフィール

成

  • Author:成
  • 1981年生まれ
    福島県出身
    射手座
    B型
    末っ子
    丸い女
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