見える空気のこと。

役者がひとり違ったらそれはもう違う芝居。


密度の濃い、時々においまで感じそうな空気づくりに私もいる。

ダメになる前に言って。

ちょっとでも連絡が滞るとすっかり携帯を見るのが嫌になって、もともと携帯をいじるのも電話に出るのも嫌いなのでただの「時計」でしかない日も珍しくない私の携帯に危機が。


東京は雨でした。
慣れない電車移動をし、疲れた私は、濡れた新宿駅の階段を下っていて・・・・・・コケた。


まぁ尻餅をついたわけです。
ズダン!!って。
そりゃもう数年ぶりの尻餅でしたよ。


私はふだん使っているバッグが斜めがけのもので、つまり尻餅の尻部分にバッグ全体が下敷きにされた訳です。
で、携帯は常にバッグにしまっているわけです。
そして私の携帯は二つ折りじゃなくて薄型のストレートボディなわけです。



つまり、携帯折れた。
ちょっとだけ、折れた。


現在私の携帯は、左半身がややくの字。
いつだ。
いつ機能が停止するのだ。

時々はあくたいもつく。

恥ずかしいとかいたたまれないとか、そういうアンテナが壊れているか若しくは一般的ではない状態に、陥ってしまいたい衝動とどれだけ戦ってきただろう。



今歩く道はただ不安定で、それだけに定まらない面白さがあって。


それをうらやましがられても、お前もやってみろとしか言いようがない。



私は私なりに孤独であって、自分以外の全てを受け止めて生きている事にどれだけの違いがあるのか、可能なら理路整然と、誰しもが納得のいくように説明してみろってんだ。

同居子ちゃんのピンチ。

昨日約一週間ぶりくらいに顔をあわせた同居子ちゃんに覇気がない。
眠いのか体調不良なのか。
同居子ちゃんは基本的に体調不良を訴えることが多いので、とりたてて驚かない。


しかし同居子ちゃんから衝撃的な一言。


「バイト先が全焼した」


我々はバイトで生計をたてるフリーターです。
時給で生きてます。
時給も何もバイト先が全焼って。

そりゃ覇気もなくなるわ。



がんばれ同居子ちゃん。
それなりに助ける覚悟はあるぞ。
覚悟だけは、あるぞ。

【なしおの学校】『七人の侍』編

『七人の侍』
1954年 日本
監督:黒澤明
製作:本木莊二郎
脚本:黒澤明/橋本忍/小国英雄
撮影:中井朝一
音楽:早坂文雄
出演:志村喬/三船敏郎/木村功/宮口精二/加藤大介/千秋実/稲場義男


世界の黒澤。

そのあまりの名声っぷりに尻込みしてしまうというか、圧倒的な支持率とチラッとテレビに映るシーンがおそろしく重厚で、どうしても食わず嫌いセンサーにビンビン反応してしまいこの年齢になるまで手をつけられなかった。

でもここは学校。
この目で確かめねば。

という訳で、一番聞いたことがあって一番とっつきにくかった「七人の侍」を見てみた。
万が一ギブアップした時の為、前回素晴らしい出会いをしたチャップリンの別の映画も片手に持って。


最初は少しつらかった。
ライトさの欠片も無く初っ端から馴染み難い濃厚な空気。
百姓がひとところに集まり突っ伏して号泣。
「ノブセリ」の恐怖におののいているわけです。
いきなりこの緊張感。ついて行けるか不安がよぎる。

何より、私が時代劇を見られない原因の一つ。
単語が頭で漢字変換できない。
今テレビでやっている時代劇なんかはすっかりわかりやすい言葉ばかりで見やすいですが、黒澤さんはそんなことしてくれない。
さっきから彼らが連呼する「ノブセリ」とは何ぞや。
いや分かる、分かるんだよ、冒頭に出てきた荒くれ者たちの事なのだろうということは。
でも「ノブセリ」以外にも時折何を言っているのか聞き取れず巻き戻したい衝動を抑えきれなくなってくる。

ここで「字幕」の存在を発見。
日本語を聞きながら日本語字幕のメニューがあるこの斬新な映画鑑賞。
イケる!
これで現代っ子なしおも黒澤時代劇が見られる!!

その後はストレス無く言葉も理解し、なれた頃には字幕もオフ。
終盤あたりにはすっかり食わず嫌いを克服し、世界の黒澤マジックに心酔しました。

途中泣きましたもの。
「平八ぃぃぃぃぃぃぃ!!!」っつって。

久蔵撃たれた時思わず声出たよね。
「まじでぇぇ!?」っつって。



また聞き及んではいたけれども、あの戦闘シーンのすさまじさたるや。
本当にこの撮影時誰か死んでるんじゃないかと思うよ。
命かけなきゃ撮れないよね、こんな映像。
馬に乗ってる世界のミフネさんも、ずば抜けた身体能力でもって乗りこなしてるけど、あれ絶対あぶないよね。
驚いたのは最終戦闘日の朝のシーン役者さんの息が白かったこと。
これもしかして真冬に撮ってるの?
超過酷。
よくできたなこんな事。
それに、着物とかメイクとかセットとか各小道具とか。
そのすべてが抜かりなくて良い。

圧巻の時間でした。



モノクロ映画を続けて見て感じたこと。
モノクロの映像ってお風呂入ってない時の「テカリ」とか「汚れ」感がカラーよりもリアルだね。
森の緑もよく分かる。

休みの日に何してるって聞かないで。

稽古が最後のお休みの今日。
ここ数日の睡眠不足、というか睡眠欲を満たすためとにかく眠る。

朝起きてご飯食べて洗濯して布団干して掃除して、昼寝。

起きてお風呂はいって本読んでテレビ見てご飯食べてまたうとうと。


そしてこれからバイト。


ゆっくりだぁ。

【なしおの成分】瀧波ユカリさん編

いまやすっかり有名人。
一青窈さんとラジオなんかもやってらっしゃるらしい。
『臨死!!江古田ちゃん』の作者、瀧波ユカリさんの話。
江古田ちゃんでは4コマ漫画ではじめての賞をとったらしいし。
本当にもう、すっかり有名人。

『臨死!!江古田ちゃん』は友人に借りるという一番お手軽な方法で出会った。
その後、もちろん自分でも単行本コンプリート中です。


小難しい感想とか言えないけど、そんなの言わなくていいじゃん。
だって面白いんだもんそれでいいじゃん。


でも時々胸が詰まる。
主人公の不器用な生き方に。
さっきまでケラケラ笑って読んでたのにふと考え込んじゃったりする。



どこまでも私の気持ちをつかんで止まない。
4コマ漫画で人生考えたのはじめてだ。

早く新刊出してくれ!

日常の感動、ただし舞台上。

感動っていうものがどんな風にもたらされるかはあくまでも個人的でなかなか共有出来るものじゃないって分かってるけど、言っていい?




酔っぱらってるから、文章は適当。




今日はね、稽古中に、「簡単な事でつまずいてる」って感じがうわっと目の前に迫ってくる瞬間があって、でも「簡単な事」ほど体現するのが難しいのと同じで、日常的な事ほど再現するのが難しい事はなわけ。


少なくとも私はそう思う。



で、今日、自分の身内と数回会っただけの人との距離感の違いを思った時、混乱した。


いつもなら無意識に使い分けるであろうその演技が、なぜか一緒になっちゃって分類する事が出来なくなったのよ。



あれ?今までどうやってたんだっけ?
というか今まで意識して演技したことがあったかしら?って。




芝居は嘘だからこそ嘘をついては成り立たないわけで、こんな風に混乱したままだとにっちもさっちもいかないなと、そんな冷や汗をかいたわけよ。



だから素直に先輩に聞いたよね。

「今話す人によって私変わってましたか?」って。

聞くしかないよ、分からないんだもの。




そしたら先輩教えてくれた。


的確に、簡単に、私にも分かるように。




私はそのあまりの的確さに感動したの。

それは子供の頃説明出来なかった感情を、大学までいって勉強してはじめて当てはまる単語を見つけ出した時みたいなぴったり感で、私はあまりのぴったり感に感動したよって、今日はそんな話し。

進歩と言っていい、はず。

ついに。
『あまから』稽古後飲み会に参加しました。
しかも6名、少人数。


私はバイクとバイトがアレなんでノンアルコールだし途中退場だったんですよ。




でもねー、楽しかったぁ。

うちの両親にビデオに撮って見せたいくらい、私こういう方々と飲んでるよと報告したいくらいの席でした。


これはもうグッと進歩したんじゃないですか!?
馴染んできたんじゃないですか!?




あ、そして今はたと、そんな事より自分の芝居を進歩させなきゃと我にかえりました。



まずはあの方が私の隣に(稽古場に)戻る前に、やれることはやっとかねば。
隣にいるのに足を引っ張ってはコトだもの。

最近よく聞かれること。

「年に何本芝居やってるの?」
と聞かれるようになった。


そういうことにあまり関心を持たない私は、正確に答えられない。
自分が今年やってきたことを振り返ろうとしても、あれ?あの芝居は今年だっけ去年だっけ?ってなかんじ。

なので「大小まとめたら10本弱くらいだと思います」と毎回答える。


こう答えるとリアクションは大体「そんなにーー!?」といった様子なのだけど、これは多いのか?


バイト先で役者友達と話していたら、「一人暮らしで毎月舞台にたっていたら金が続かないのは当然でしょう。もっと選んで減らした方がいいよ。」と言われてしまった。



選ぶ・・・選ぶかぁ・・・


「選択」って贅沢な事だよねぇ。
貧乏性の私にはそんな事出来なくて、そして金欠に陥っていくのだわ。

面白い以外感想が出てこない。

面白かったな。
ペテカン。


面白いと噂には聞いていたけど本当に面白かった。


舞台を見て「面白い」とはっきり意識したのは生まれてはじめての体験でした。
今までどんな大きな舞台を見ても、こんなに隅々まで面白いなんてなかったもの。


過去DVDほしいなぁ。
もう一回見たいなぁ。
お金がないなぁ。


と思った所で電夏のお客様の気持ちを知る。
いつもDVDとか買ってくれてありがとうございます。



とにかく面白かった。
もう一回見たい。

シーンとシーンのつなぎ目がすごく気持ちいいのも好き。
あと、曲も好き。


いいなぁいいなぁいいなぁ。


うらやましい時って同時にそうでない自分を省みて落ち込んだりするものだけど、落ち込んでるのがもったいない。
これはどうにかこうにかもっと研究しなくちゃ。
もっと見て、自分の何かにしていかなくちゃ。

言わずとも同じ呼吸で。

今日の稽古は少人数。

今回は何は無くとも息を合わせなくっちゃいけない方がいて、今後の課題が浮き彫りになった今日でした。
息を合わせるって言葉のまんま、呼吸を合わせるってことなんだよねぇ。
息を、すって、はいて、とめて。
同じ空気を共有する。



でもその方とすこーしずつ仲良くなれそうな予感。
少人数だからこそのこのコミュニケーションのとれっぷり。
実りある稽古でした。
共演者の皆様、お時間頂きましてすみませんでした。
そしてありがとうございました。


共演者に恵まれる。
私の人生で誇れる事のひとつ。

【なしおの学校】

『モダン・タイムス(Modern Times)』
1936年アメリカ
制作/監督/脚本/作曲:チャールズ・チャップリン
撮影:ローランド・トザロー、アイラ・モーガン
美術:チャールズ・D・ホール、ラッセン・スペンサー
編曲:アルフレッド・ニューマン、デイヴィッド・ラクシン
演奏指揮:エドワード・バウエル

チャールズ・チャップリン(工員)
ポーレット・ゴダード(浮浪少女)

チャップリン。
私にとっては歴史上の人物。
ほとんどリンカーンとかと同じような感覚の人。
存在していたこと自体がフィクションって感じ。
後世に伝わる「名作」を作った世界3大喜劇役者の内の一人、らしい。

正直、私は一度も見たことがなかった。
私と同世代の知ったかぶりを恐れず実行できる鋼の心臓野郎が、チャップリンを滔滔と語り上げその後「どや顔」するのを見て辟易としてしまった10代以降、全く手をつける気にならなかったのだ。
それに「言葉」がないって事を楽しめるなんて想像出来なかった。
芝居の基本は「言葉」でしょ、と本気で思っていた。


謝る。謝ります。
チャップリンに。チャップリンを愛してる皆さんに。
ほんとごめん!!


何これ、おんもしれーじゃん!!!!!



なんの予備知識もないまま見てみたんです。
数ある作品の中でDVDのジャケットに「代表作」って書いてあったから、いつだってご飯はメインディッシュから食べる私は『モダン・タイムス』を選んだってだけで、ジャケット以上の知識全くなし。

見はじめて最初に気づいたのは「無声映画」じゃないって事。いや無声映画なんだけど。
チャップリンが勤める工場の社長がセリフを発したのだ。
チャップリンといえば無声映画時代と思っていたのだけど、どうやらトーキー映画がはじまってる時代にも生きていた人なのねぇ、と理解。
(そんな事も知らないのよ、私。)


で、チャップリンの身体能力への感動。
想像以上のアクロバティック加減。
当然現在のようなCG技術はないわけだから仕掛や効果にも限度があるのだろうし、だとしたら動けるにも程があるよこの人。
体格としては多分小柄。
となりに高いか広いか、とにかく大きな人が隣にいることが多いから特にそう見えるようになってる。


しょっぱな10分で「これはいける」と思ったあとはもうただぼーっと見てた。
ディズニー映画的な全体のリズムに、上質なコメディの切なさ、そこここにあるお洒落な雰囲気。
唯一声を出した歌の部分は「何語!?」と思い最初意味が分からなかったんだけど、動きを注視してたら何を歌わんとしているか分かる。
きれいなお姉さんとひげを蓄えたおっさんがいて、ナンパして車に乗せて、つけてる指輪でさらにメロメロにしてやろうとしたら・・・・・フラれた!
みたいな事だと思う。



えーっとね。
つまりセリフなんか要らなかった。
すでにトーキー時代だったのかもしれないけど、無くていい、無いほうが好き。

チャップリンはが〜まるちょばさんとか堺正章さんとか萩本欽一さんとかジャッキーチェンとかエノケンとか坂本あきらさんとか、とにかく思いつく限りの世界の役者さんや芸人さんに見えた。
つまり全部一人にしたらチャップリンになったっていうくらいいろんな人の原点。


なしおの学校1時限目終わり。
プロフィール

成

  • Author:成
  • 1981年生まれ
    福島県出身
    射手座
    B型
    末っ子
    丸い女
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